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名前が変更したアイテム

◆はじめに

 ここで取り上げるのは、ボツアイテムですが、その中で名称が変更したと思われるアイテムについて取り上げて、何故名称が変更したかを考察してみようと思います。これらの情報はファミコン版発売当時のゲーム雑誌と説明書からのものです。ただし、アイテムの能力については不明です。

◆ぎんのうでわ、どうのうでわ

 ぎんのうでわに関しては、ゲーム中にアイテムを使うところでの写真で何度も出ているので開発中には存在したアイテムです。ファミコン通信とマルカツファミコンの中で同じ通行書を見せる場面でも、アイテム欄の配置が違っているので、資料として送られて来た画像よりサンプルソフト(*1)に入っていたものを出版社が取った可能性が高いです。

 うでわは製品版では胸当てになっています。何故かというとファミコン通信で町の紹介のことろで、パルムには銅の胸当てのところにどうのうでわが売っており、バフスクには銀の胸当てのところにぎんのうでわが売っているからです。値段は胸当てと両方とも同じです。

 うでわといえばFF1では、白・黒魔道士が服やローブ以外で唯一装備できた体防具です。胸当ての魔法への低さや全て重さが同じというのはうでわのデータを引き継いでいるからかもしれません。詳しい数値はスルメさんのサイト「FFIIよ永遠なれ」を参照してください。

 名称が変更になった理由として考えられるのは、うでわが体防具というのがおかしいと思ったからかもしれません。FF1をやっていて、うでに装備するもが体防具なんて違和感を感じていたのですが、実際にFF3以降では、うでわがこてに装備する防具になっています。

*1:サンプルソフトとは発売前に資料として出版社などに送られるソフトのことを言っています。FF2は関して製品版と別のものです。

◆スタンサーベル

 マルカツファミコンの大戦艦の攻略のところでのみ確認できているアイテムです。これは銀の腕輪のように写真があるわけでもないのですが、誤植とも考えにくいアイテムです。当時、ダンジョンの宝箱のアイテムが書いてあるのはマルカツぐらいだったので他に出ていなかったのかもしれませんが、サンプルソフトには入っていたのかもしれません。マルカツでは各階ごとに宝箱の中身が書いてあり、大戦艦の牢獄がある階に書いてあったので眠りの剣の場所に入っていたと思います。

 眠りの剣のもとネタだと思われること、そして、名前から考えると麻痺の追加攻撃のあるアイテムだと思います。ボツになった理由は、麻痺の追加効果では効果がありすぎた、または、眠りの剣の方が追加の攻撃の効果がわかりやすいので変更したとうあたりが名称変更の理由ではないでしょうか。

◆かぶと

 FC版のFF2の説明書に載っているのでこの中で一番知られているものだと思います。FC版のFF2の説明書には各種の武器と防具が一番弱いものから3種類、絵とコメントが載っているので、順番と絵からこれがブロンズ兜ということがわかります。単なる誤植かと思うかもしれませんが説明に木製のかぶとと書かれているので違うと思いました。

 これはなぜ変更したかと言うよりは、なぜこうなったかという方が謎です。多分、FF1にはかぶとが存在したからだとは思いますが頭だけブロンズ製品をなしにする気だったのでしょうか。このままあれば、FFでは珍しいの木製防具になってたし、世界観的にもあっても良さそうな防具でした。